その後1



旅日記は8日で終わっていた。



農家のバイトも頑張った。

生活をするために働いた。地元でのバイトは自分のお小遣だったが、北海道でのバイトは生きていく為のバイト。
とてもいい経験だった。

でも贅沢もした。


つらい農作業で得たお金できれいな万華鏡も買った。本当はもうひとつ欲しい万華鏡があったが、それを買うと帰りのフェリー代がなくなるので諦めた。


デートもたくさんした。


今まではあたしがバイクを出して、コウゾウを乗せていたが、今はコウゾウのスターレットに乗せてもらっている。



京都の大親友ミキも来てくれた。

とても嬉しかった。大親友のミキはすぐに宿に馴染んでくれた。彼女がいるだけで宿には笑いが絶えなかった。


充実した毎日


でも帰る日は近づいていた。


後期の講義が始まるまでには帰らないといけない。


楽しい時間はあっと言う間に過ぎ去ってしまう。


とうとう北海道を発つ日がやってきてしまった。



あたしが帰る日、コウゾウは仕事を休めるように努力したが、休む事はできなかった


小樽港から船にのる。


京都に帰れる前にあたしは昼休みにコウゾウが働いている農家さんに行くと約束をした。


昼前、宿のみんなが見送りをしてくれた。


写真を撮ったり、別れを惜しんでいると出発が遅くなってしまった。


あたしは急いでいた。農家さん家に向かう途中、あたしは近道をしようと脇道に入った



お昼休みには行くと約束をしたが、あたしはコウゾウの所には行けなかった。




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