1998年8月8日

朝は5時に起床


ライダーの朝は早い


朝ご飯はえいちゃんが飯盒でご飯を炊いてくれた。


旅人はサバイバル料理がうまい!


身支度を整えいざ出発。


順調に旅を進める。


高速運転にも慣れ、スピードにも慣れたころ


えいちゃんがスピードを上げ始めた。


あたしも一生懸命ついて行く。


130キロの風をもろに体に感じ(違反だよね・・・・)


身体がブルブルした。250ccの130キロは安定感がなくこわかった・・・


浜名湖に寄り道し、次の寄り道先富士山へ


富士山をしっかり見たことのないあたしはすごく楽しみにしていたけれど…


富士山に近づくにつれて天候は怪しくなってきた


富士スカイラインに着く頃には雨も降り、霧も出て視界は最悪。


少し前を走るえいちゃんの姿も見えなければ山道カーブも見えない。


神経を研ぎ澄まして運転に集中する。


写真で見るような綺麗な富士山は見れなかったけど


富士山のごつごつした山肌を霧が上昇気流で上がって行く様は


まるで富士山が霧を吸い込んでいるようで神秘的だった。


そのまま雨は降り続き、ヘトヘト


高速は工事渋滞。


その日は海老名まで行く予定だったが


厚木の出口をふと見ると


「厚木健康ランド」なるものを発見


えいちゃんに力いっぱいお風呂に入りたいアピールをして


厚木インターで降りた。


「厚木健康ランド」


そこは天国だった。


何度でも入浴可能で仮眠ルームまであるのだ。


お風呂にゆっくり浸かれることがこんなに幸せに感じたことは今までなかっただろう。




雨に打たれ完全に冷え切った身体を温め、ベッドで熟睡。



厚木バンザイ。この感動は忘れない。


軟弱雨女ライダーバンザイ。


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1998年8月8日
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